テレビで紹介されるために大切なのが、
「コンセプト」です。
コンセプトというのは、
どんな商品なのか?
どんなサービスなのか?
どのように便利なのか?
どんな問題をどのように解決するのか?
他の商品とどう違うのか?
といった、
商品やサービスの「魅力」です。
「魅力(コンセプト)」の打ち出し方で、
テレビ放送されるかどうか決まってきます。
ただし、
「テレビで紹介されたい」からと言って、
コンセプトをひねり過ぎてしまうのも注意が必要です。
なぜなら、
ひねりすぎてしまうと、
一瞬は大きな影響が出たとしても、
影響が持続しずらいという欠点があるからです。
私がクライアントのコンセプトを考えるときに
一番大切にしていることは、
「一生ヒットするコンセプトを作る」
ということです。
もちろん、
確実に一生ヒットし続けるかどうかは、
誰にもわかりません。
ただ、
一瞬だけ話題になるような打ち上げ花火のようなものではなく、
長くたくさんの人に魅力に感じてもらえるような、
ずっと輝き続ける太陽のような存在になって欲しいと願っています。
そのためには、
「一生ヒットするはず!」という
自信を持ててるかどうか?
そこが大切だと思ってます。
そんな中で、
「長続きするヒットコンテンツ」を
生み出すための大切な2つのルールをお伝えします。
1、「予定調和」を壊す。
常識や当たり前を打ち破るような
コンセプトは強いです。
メディアにも注目されやすいし、
口コミにもなりやすい。
ボディメイクのライザップが話題になりました。
それまで月額会員制の継続ビジネスが当たり前だった
スポーツジム業界で、
「短期間で痩せる!」という新しいコンセプト(魅力)を打ち出しました。
「結果にコミット」というキャッチコピーと、
「成果が出なかったら全額返金」、
ビフォーアフターのCMがきっけでご存知のようなヒットになりました。
私たちは、
どうしても常識にとらわれてしまいがちです。
・飲食店を作るなら駅前がいい
・化粧品、美容商品は女性が買うもの
・格闘技は男性がやるスポーツ
・高齢者は自宅にこもっている
・カップラーメンは体に悪い
・ビールは冷たいほうが美味しい
などなど、
生活の中は「常識だらけ」です。
料理投稿サイトのクックパッドは、
最初は、
「誰がわざわざ自分の料理をネットにさらすか?」
と、周囲からはまったく受け入れられなかったそうです。
アパレル通販のゾゾタウンは、
「服はネットで売れない」という常識を壊しました。
アイドルグループAKB48は、
「アイドルはテレビの向こう側の存在」という常識を壊しました。
Facebookが日本にきたばかりの時は、
「日本人はネットで本名を公開しないから流行らない」
と言われていました。
常識をいかにくつがえせるか?
それがヒットコンテンツを生み出す第一歩です。
2、できる限り多くの人が「価値」に感じること。
予定調和を壊すことで注目を集められたとしても、
誰にも受け入れられなければ意味がありません。
「予定調和を壊しつつ、
求めてる人も確実にいるはず!」
というコンセプトを見つけることができると強いです。
例えば、
飲食業界の常識を変えてヒットしたのが、
俺のフレンチ。
「高級」というイメージをくつがえして、
気軽な「立ち食いフレンチ」という
新しいジャンルを作りました。
予定調和を壊しながらも、
求めていた人も多くいた、良い例でしょう。
同じように、
いきなりステーキは、
立ち食いのステーキ店として急拡大しています。
メディアでも話題になるような
「ヒットコンテンツを生み出したい」ときは、
常識にとらわれ過ぎていても注目は集まりませんし、
かといって、
あまりにも「価値」とかけ離れてしまっても長続きしません。
ぜひこの2つのバランスを考えながら、
あなたもヒットコンテンツを生み出してみてくださいね。