テレビ取材がとれるプレスリリース作りのコツは、
「情報を一貫させる」ことです。
テレビ放送には、
必ず「テーマ」があります。
「テーマ」とは、
言い換えれば、
「これを放送することで視聴者に何を伝えるか?」
ということです。
番組制作者は、
どんなに小さな番組内の企画だったとしても、
「これを放送する(取り上げる)ことで、
視聴者に何を伝えるか?」
ということを考えて放送しているわけです。
なので、
そんなテレビマンの習性に合わせてプレスリリースを作ると、
格段にテレビ取材が取りやすくなります。
まず大切なポイントは、
「1つの放送に対して、
テーマ(伝えたいこと)は1つにしぼる」ということです。
なぜなら、
映像で人に伝えられることは、
“1つだけ”だからです。
あれもこれも、と、
欲張って伝えようとすると、
結局何も伝わらない。
「で、何が言いたかったの?」
という番組になってしまうのです。
なので当然、
プレスリリースを作るときも、
結局一番伝えたいことは何なのか?
「1つにしぼる」
ことが超重要!
これまでテレビ業界時代も合わせると
数万件というプレスリリースを見てきましたが、
取材されないプレスリリースの特徴は、
ほぼ間違いなく
情報が多すぎてます。
あれもこれも伝えたい、
これも取り上げてほしいし、
あれも取り上げてほしい、
こんなこともあるよ、
さらにあんなのもあるよ、
と、とにかく言いたいことをすべて書いてしまっています。
これでは、
結局、1つも伝わらないプレスリリースに
なってしまいます。
ただ、
勘違いしちゃいけないのは、
「情報を1つだけにしましょう」ということではありません。
あくまでも、
「テーマ(伝えたいこと)」を1つにする。ということです。
つまり、
テーマという1本の軸を作り、
“その軸にそった情報だけ”を増やしていくのです。
例えば、
テーマ(伝えたいこと)が、
「高齢者向けのチョコレートを販売する」
だとします。
それに対して書く情報は、
「高齢者向けのチョコレートに関する情報だけ」
じゃないといけません。
例えば、
・高齢者でも食べやすいように、口に入れるとすぐ溶けるチョコ
・高齢者でも食べやすいように、1粒が小さいサイズ
・高齢者が好きな、お茶と合う味
・高齢者でも健康的な、糖分控えめで体にやさしい
みたいな情報だけを書いていく。
すべて「高齢者向けのチョコ」というテーマと
情報がズレてないですよね。
しかし、
ダメなプレスリリースの場合、
ここで必ず、
「高齢者にも向いてるけど、
とは言え若者が食べても美味しいですよ」
みたいな欲が出てきちゃうわけです。
で、
「若者もどうぞ」みたいなことも書いてします。
そうなってくると、
テーマ(伝えたいこと)とズレた情報になってしまい
結局どうなるかというと、
本来伝えたかった一番重要な
「高齢者向けのチョコ」という
情報が薄れてしまうのです。
なので、
テレビ取材を狙うプレスリリースを書くときは、
まずは、
何を伝えたいか?テーマを1つにしぼる!
そして、
そのテーマに沿った情報だけを増やしていく!
これができるだけで、
テレビ取材される確率がグンとUPしますよ。